2018年春までに上場したIPO
今年のIPOは調子が悪いなー。ってことで検証をしてみました。
4月20日までに上場した銘柄数は20。
例年であれば2倍以上の値幅が数銘柄出てもおかしくない頃なのに、今年ときたらSOU1銘柄だけの状況。
ちょっと物足りないですよね。
なので視点を色々と変えながら検証をしてみたんですが、過程を書くのは控えて感じたことだけ書いておきます。
騰落レシオのブログと同じように、最後にちょっとした勝手な考察を。。。
2018年IPOの推移
まずは画像を。
Twitterでも載せましたがヒドイ有様ですね。
全体的に初値が高騰していた訳でもなく、ほとんどが上場後は下落傾向です。
ほとんどが下落、っていうのはいつもそうなんですが今回に関しては下落スピード・下落幅がヒドイという事です。
これでは個人トレーダーはIPOセカンダリーなんてやってられないですよね。。。
今までとの違い
ぶっちゃけると、今までは初値直後高値から40%くらい株価が下落すると底打ちのパターンが多かったんです。
でも今回は、4381ビープラッツが、上場直後2018/4/6に付けた高値@12440からたったの7営業日後(2018/4/17)に@5010の安値。下落率59.08%という横暴加減。
6567SERIOホールディングスも上場日高値@4290から1か月半かけて@1826、下落率57.44%を記録しました。
セリオくらい時間をかければ何とか理解はできますが、流石にビープラッツはやりすぎですよねw
ちなみに両銘柄ともセクター、材料としては申し分なく、ビープラッツはIOT・クラウド・ブロックチェーン関連、SERIOは少子化、人材派遣という人気セクターなので個人が買えないような状況になってしまったんじゃないかと考えているわけです。はい。
もう一つ、本命系の3446ジェイテックコーポレーションについても違和感。
昨冬でいえば6698 ヴィスコテクノロジー、3996 サインポスト、3993 PKSHATechのような位置づけだったんですが、高値から43.51%の下落。
大学発の技術系ベンチャーとしても評価不足です。
とまぁ 雑感ではあるんですけど、これから人気が継続的に出るであろうという銘柄が頭を押さえつけられた格好で今のIPOが進んでいるという事です。
株は需給なので「企業評価」が「株価」に直結することはない訳で、ただ、最終的には「妥当な株価」に収束されていきます。
上値を無理矢理押さえつけられたり、下値では無限に買いが入ってきたり、、、
なので、あくまでも今の株価の現状がこうであって、将来の株価がどうなるかなんていうのは自分の見立てを信じるしかありません。
IPO軟調の原因は?
ご存知の通り株価の変動には内因、外因などさまざまな要素が混ざり合って、最終的な株価になっているわけです。
なので、「これが原因だ!」なんて決めつけるわけにはいかないんですが、あくまでも僕(まっち)の考察ということで胸の奥に秘めておいてください。
もう気付いているトレーダーもいるとは思いますが、野村さんやってくれてますねw
去年も数銘柄、上場日空売りをしてますが今年は自分が主幹事の銘柄をすべて初値が付いた日に空売りを仕掛けています。
上場後下落トレンド銘柄のうち、約半数が野村主幹事という事です。
自社がIPOを請け負った会社の株価を下げるなんていう非人道的な会社なんですかね。野村さんは。
そんなことないですよね。そんなことしたら野村さんにIPOをお願いする会社が無くなっちゃいますから。
空売りを仕掛けるにもいろいろ理由があるということで、この辺は皆さんの想像にお任せします。
これで、野村主幹事IPO銘柄の攻め方も想像できるかと。
これからの攻め方と銘柄の絞り込み
Twitterで公言しているジェイテックコーポレーション、ビープラッツはもちろん継続。
IPOなので一番は需給が理由。
株価の高いところで出来高が多いのは除外。
2銘柄は高出来高価格帯がはっきりしているので、そこを超えたら暴騰する可能性があります。
特にビープラッツはチャートボラティリティを考えても次7000円を超えたら早いかなと。
SERIOもいいと思うし、野村主幹事の銘柄は上にしこりを作ってないので「これから」だと思ってます。
直近IPO群の中でチャート比較をして消去法をするだけでもかなり絞り込みが出来るんじゃないですかね。
上のチャートは株ドラゴンの新規上場 IPO株ページのものです。
必見です。
今回の春IPOは上々直後に暴落した銘柄が多かったですが、まだまだこれからと思っているのでそれを書き留めておきました。
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