株トレーダーが日々していること
最初に株トレーダーにとっての株取引プロセスを書いておくと、
1.銘柄選定
2.entry
3.exit
って皆さんからしてみたら「そりゃそうだろ!」ってことになりますよね。。。
ですが、僕(まっち)はこの一連のマイスタイルを知り、忠実に繰り返し実践していくことが株トレードをするうえで一番大切なことだと思っています。
何故って、、、 僕はこれが出来ずに下手トレをずっとしていたからです 笑。
ということで株トレードの本当の基本だけ、大局的なコトだけ書いていこうと思います。
細かい技術的なコトは自らの実践で編み出し、身に付けるのが一番利益につながると思うので。
やっていることは皆同じ
そもそもなんですけど、株トレードのプロセスなんて皆同じなんですよね。
- 「俺はファンダリストだよ。」
- 「テクニカルでトレードしてます。」
といったところで、やっていることは同じです。
ちょっと解説。
1.「俺はファンダリストだよ。」
銘柄選定:会社決算、会社四季報をチェックしてファンダメンタルズ分析で決めてます。
entry・exit:不明
1番の場合はあくまでも銘柄選定の方法を言っているだけで、どこで買ってどこで売るのかは不明です。
2.「テクニカルでトレードしてます。」
銘柄選定:不明
entry・exit:チャートやテクニカルで判断しています。
2番は1番の逆で、じゃぁどうやって銘柄を決めてるの?
ってこと。
結局上の2例は株トレードの一連の流れの一部しか明確になっていないということですね。
ちなみに今の僕は何でも屋なので何でもやりますが、『以前の(株を始めた頃の)僕は一生懸命ファンダを勉強して、研究して、「よっしゃ!割安銘柄みつけたぜぃ!!」と言ってすぐにentry。株価が下がってきても”銘柄を信じて”ガチホ。そのうち全然動かなくなってロスカ。』
が多かったです。
そりゃそうです。恥ずかしながら、entry・exitポイントも分かってないし、時間軸も気にせず、「勝てる」と思っていたので。。。
それから、チャートとかテクニカルを実践で勉強して、ようやく利益が出るようになった感じです。はい。
株トレードのスタイル
では本題。
仕事って何をするにも”PDCA”(Plan Do Check Action)って言われますが、株も同じ。
なので、銘柄選定、entry、exitのそれぞれでしっかりとしたプロセスを踏んでいかないといけないわけです。
そして、それが身につくと自分のトレードスタイルとなる、ってことです。
そんな簡単なことではないですけど、最初は「そういうもんか!」って気づくだけでもいいと思います。
あとは実践で体感して身に付けるだけ。
じゃあそれぞれについて簡単に。
銘柄選定
これはあんまり重要じゃありません。って言ったら怒られるかもしれないけど事実です。
トレードする銘柄チャートが波打っていれば儲けられるし損も出来ます。なので、儲けるだけだったら何でもOK。イナゴでもOK。
じゃあ何のために銘柄選びをするのか、と言ったら
「定めた期間内に定めた金額の利益を得るため。」
です。銘柄毎に値動きのスパンやボラティリティがそれぞれ違いますからね。
プラス、こういうことも知っておいたほうがいいと思います。
『気持ちとして「出来ればたくさん上がって欲しい!」と思うし、「損失のリスクは少ない方がいい」とも思う。』
でも”値幅”は上下にあるんだからこの2つの理想が合致する銘柄は存在しないわけで、じゃぁどんな銘柄を選んだらいいのかは自分の目的次第。ということなんですよね。
ということで、銘柄を選ぶ時の一般的な”ものさし”を挙げてみます。
- ファンダメンタル【成長株(グロース株)、割安株(バリュー株)、復活株、ビッグチェンジ等】
- 材料・思惑(思惑で買って事実で売れ)
- 銘柄特性(テーマ株、優待株等)
- 需給(株式発行枚数、信用残、空売り機関の有無等)
- イナゴ(人の銘柄に乗りこむ)
多くのトレーダーはこういった銘柄選定基準を複数組み合わせているはずです。
で、ここで知っておくべきことは、
銘柄によって値動き(時間・幅)の特徴がある。
ってこと。もっと平たく言うと、
銘柄の選び方によってentry・exitの時間・値幅が変わってくる
ということですね。
例えば、テーマ性の高いグロース株にentryしたとします。「中長期的にこの会社は成長する。」ってほとんどの人が思うくらいの株。
でも、テーマ性の高いグロース株の初動は短期的に資金が集中するので、実際は短期で株価を上げてテクニカル上の過熱感で売られます。
というか、そのようにチャートが作られます。
最近の例としては、「EV関連」みたいな感じですね。
株は波動で動きます。
この波動は”分足”でも”日足”でも”月足”でも同じです。
なので、「値動きを予測」した銘柄選びが常に必要なんだ、ってことを基本として知らなければいけないってことです。
「値動きの予測」を紐解くのは”時間”と”値幅”。
よくよく聞かれる「時間軸」や「ボラ」ってこういう事ですね。
デイトレーダー、スインガー、中長期投資などなど、自分が目指しているトレードスタイルに見合った銘柄選びをするのがトレーダーの基本です。
「中長期投資を目指している人が日々Twitterでつぶやかれているような高ボラ銘柄で投資をする。」
これはダメですよね。。。
entry・exit
これが株トレードで勝つか負けるかの分かれ目。
どんな銘柄でもこれさえ出来れば、利益を生むことが出来ます。
で、いろいろなトレーダーがいろいろなトレード基準を持って売買をしていますが、一般的なのは
移動平均線、ボリンジャーバンド、各種線引き(トレンドライン、サポートライン、レジスタンスライン)
だと思います。
その他だと、HYPER SBIから抜粋しただけですが、よく活用されているのは下のような感じかと。
- 価格指標(一目均衡表、ボリンジャーバンド、バラボリック等)
- テクニカル指標(移動平均線、MACD等)
- モメンタム指標(ストキャスティク、乖離度等)
- 変動制指標(標準偏差等)
- 出来高指標(ボリュームレシオ等)
その他に、「決算などの企業イベント」がトレードのタイミングになったり、「SQや各種指標の発表」のような外因でトレードする場合もあります。。。
さらには酒田五法、エリオット波動、グランビルの法則などでチャートの値動きを予測。
上に挙げた指標やフィボナッチラインなどでentry・exitを決定。
しかも、銘柄を決める時にはentry・exitまで一緒に決める。
じゃないと、予測と違った値動きをしたときにexitが遅くなるので。。。
「こんなに面倒なの?」
って思うかもしれませんが、そうなんです。面倒なんです。
しかも、こんな複雑なことだからこそテクニックを身に付けた人が勝ち。
だからイナゴも楽じゃないんですよね 笑。
とはいえ、全部が出来なくたっていいんです。
自分が勝てる方法を編み出したら、それを繰り返し忠実にやればいいだけ。
なので、それは実践を積んで早く見つけたいですよね!
唐突に失礼します。
先日「…11のこと」でコメントさせていただき、返信いただいた「しげ」と申します。
まっちさんのブログやtweet読ませていただき、まだ1週間程度ですが、いまだにentry&exitのタイミングがつかめず、日々葛藤しております。
昨年前半まで結構な額を負け越しており、昨年末からデイトレ9:スイング1程度で相場に向き合っております。
ほぼ現物のみでトレードですので負けは小、勝ちはもっと小で悪戦苦闘しておりましたが、昨日3457ハウスドゥにて寄り付き後10分程度の間に
諭吉さん2枚程をすっ飛ばし、気持ちが立て直せないまま、後場までにさらに漱石さん5枚を削られ、今年最も痛い負けを喰らいました。
「株のコト」拝見熟読させていただいておりますが、資金200万から資産を増やしたい場合、やはりデイトレでしょうか?または2日~短期のスイングでしょうか?
正直に煮詰まっております。ぜひ参考にさせていただければと思いますので、参考意見を賜れば幸いです。
よろしくお願い致します。
※当然のことですが、手法を参考にさせていただける場合でも、もちろん投資は自己責任であることは絶対です。
決して責任転嫁などいたしませんのでよろしくお願い致します。
しげさん、コメントありがとうございます!
僕の勝手な意見として、、、
entryとexitはテクニカル(ボリバン、MACDなど)のマイルールで機械的にやっていった方が安定すると思います。
トレードスタイルはさまざまですが、チャートのボラティリテイで参戦銘柄を決めるのもいいかなとも思います。
1日に10%の利益を出したいのなら1日のボラが10-20%ある銘柄。でも下落リスクも大。1日2%の利益目標なら1日2-4%の銘柄っていうように。
値動きにトレードテクニックがついていけるようになったら、高ボラで爆益を目指すのもいいと思います!
ご参考まで(^^)