2018年10月から始まった世界同時株安が2018年12月25日ダウ平均株価のセリングクライマックス(セリクラ)で終了しました。
結構キツイ下げでしたね(;’∀’)
ということで、セリクラとダウの歴史に残る底打ちチャートについて書いておきます。
セリングクライマックス
”セリクラ”という言葉は良く聞きますが、一応どんな事象のことを言うのか書いておきます。
1.中長期的に下落が続く弱気相場
2.買い手が弱気なので、売り手が仕掛けやすくなる
3.信用評価が徐々に悪化
4.追証が発生し「投げが投げを呼ぶ」展開になる
5.パニック売りが発生、売り方のポジション解消
簡単に言うとこんな感じですね。
セリクラの時はほとんどの場合悪材料があるものですけど、今回のように「何でこんなに下落するの?」っていう場合もあります。
ダウ工業株30種のセリングクライマックス
ではでは今回の3か月にわたる下落相場のセリクラチャート(ダウ平均指数、日足3年)を見てみましょう。
1.10月からの高値切り下げチャート。
2.①の節目付近(上)で出来高が増えることがなく徐々に下落。
3.①の節目下抜けで出来高減少。
4.最後のサポートライン(②)を下抜け、出来高が増えず。
5.買い方のentryポイント不明瞭でパニック発生。
6.出来高最大の日に底打ち。
こんな感じです。
ポイントは皆さんご存知の通り、「出来高」ですよね。
とにかく出来高が増えない限り(皆が投げない限り)下落は止まらないっていう典型的なパターンでした。
「冷静に出来高を見る。」
「冷静に出来高を見る。」
大事なコトなので2回言いましたw
②を下抜けたらサポートラインがなくなるので、パニック売り。サポートが無かったら出来高で判断ということです。
歴史的反転
なにが歴史的か?ってことですが、下のチャート(ダウ平均指数、日足10年)を見てください!
ちょっと見づらいですが、2018年12月25日、ダウの出来高が過去10年間で最大を記録しました。
これは歴史的!って言って良いですよね(;´・ω・)
10年来出来高更新で安値圏の窓開け大陰線。
これでセリクラの完成という事でした。
その後のチャートは皆さんご存知の通り。
何せ、売り方の手じまいと買い方の買戻し相場なので上昇が続くというわけです。
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