前回の「Twitter株トレード法(1)ー活用法次第で収益は変わるー」では”利益を上げるためのTwitter活用法”について基本的な骨格を書きました。
今回は、その中でも一番重要な「”フォローするアカウント”のトレードスタイルを把握して、自分に合ったアカウントを選ぶ。」です。
またこれで、僕(まっち)のフォロワーさんが随分と減ってしまうんでしょうが、それ以上にフォローしてくれる方がいると信じています 笑。
その前に、この説明をする上で「グランビルの法則」について知っておいて欲しいので、まずはそちらから。
というか、株トレードをするうえで「グランビルの法則」を知るのは、英語の「My name is 〇〇」を知ってるかどうかくらいの基本なので、初めて聞いた方はこの機会に知っておいた方がいいと思います。
たぶん見たら、、、、
「そんなこと知ってるよ。」
「仰々しい名前を付けやがって!」
ってなるかと思いますが。。。
グランビルの法則とトレードスタイル
まずは日本証券業協会による「グランビルの法則」の説明です。
既にご存知の方はスルーしてください。
グランビルの法則とは
売買のタイミングを判断する手法として、過去何日(週)分かの株価の平均値を計算してグラフにした移動平均線を用いる方法があります。この移動平均線は米国のチャート分析家ジョゼフ・E・グランビル氏が考案したものです。そして、「移動平均線と株価の乖離の仕方や方向性を見ることで、株価の先行きを判断する」材料として考案されたのが、「グランビルの法則」です。
簡単に言えば、チャートのローソク足と移動平均線を利用して売買のタイミングを判断する、という事です。
これをグランビルさんが発案したんですね!
「なーんだ。」
って声が聞こえてきそうですが、この後の8法則を是非見てやって下さい!
【グランビルの8法則】
買い信号
A:移動平均線が長期間下落ないし横ばいで推移した後に上昇に転じ、株価がその移動平均線を下から上へ突き抜けるときは、重要な買い信号。
B:株価が移動平均線を下回ってきた場合でも、移動平均線が上昇中のときは、一時的な調整と見て押し目買い信号。
C:移動平均線の上方にある株価が足踏み状態のまま、上昇中の移動平均線に近づいてきたが、移動平均線を割り込むことなく再び上昇したときは、買い乗せ局面の信号。
D:下向きになっている移動平均線よりも、さらに株価が大きくかけ離れて下落した場合、すなわち下降中の移動平均線との下方乖離が大きくなった場合は、自律反発する可能性が高い。売り信号
E:上昇してきた移動平均線が横ばい、または下落に転じた場合、株価が移動平均線を上から下へ割り込むと、売りの第1段階。
F:下降中の移動平均線を株価が下から上に突き抜けても移動平均線の下落が続いているときは、戻り売り。
G:移動平均線を下回っている株価がもちあいのまま、あるいは一時的に上昇し下落中の移動平均線に接近してきたものの、移動平均線を上回れずに再度下落に転じた場合は、売り乗せ信号。
H:上昇中の移動平均線から株価が大きく上に離れ過ぎた場合、つまり上昇中の移動平均線と上方乖離が大きくなった場合、株価は高値警戒感から自律反落する公算が大きい。
今どきのトレードって言っても、本当にこれが基本。
というか、これを覚えて今風に自分流にカスタマイズをしていくだけで勝率アップできるくらいの優れものですよね。
グランビルさんスゴイ!
で、もう少し分かりやすくするために、僕がちょっとだけ情報を追加。
出来高の推移を追加しましたが、基本的な株価と出来高の推移はこんな感じ。
※全部が全部こんなんじゃないので鵜呑み禁止。
では、本題です。Twitterアカウントのトレードスタイルをグランビルの法則に則って確認していく方法です。
トレードスタイルをチェック
もう言わんとすることが分かってると思いますが、ツイートからアカウントのトレードスタイルを分類していこうと思います。
「ファンダで選んでるから。」
「材料トレードだから必要ない。」
っていうのは違いますよ。
そんな時もチャートは波形を描くので。
、、、と、その前に自分のトレードがどれに分類されるのかを確認。
Twitterの銘柄はほぼ買い目線のポジトークなので、買い信号のA-Dで見ていきます。
【トレードのタイミング】※下記は底値(A,B,C)からの値幅(H)を取るという意味
Aの法則:底値圏からの中長期スイングトレード。出来高はミニマム。中長期的なボラティリティは最大だけど、5MA、25MA、75MAなどのレジスタンスラインをこなしながら上昇するので、最も時間がかかる。セリングクライマックスを伴いやすい。※全部じゃないです。
Bの法則:初押しからの短~中期スイングトレードまたはデイトレード。初動の出来高急増の後に、一旦出来高が減少、Bを経て、出来高を伴って上昇するパターンが多い。ボラティリティは最大(エリオット波動第三波の場合)。材料が強い場合、皆が狙っているポイント。時間軸が長くなる場合が多い。
Cの法則:短期スイングトレードまたはデイトレード。最後まで残っている人の相場なので、出来高は最大を超えない場合がほとんど。
Dの法則:短期スイングトレードまたはデイトレード。移動平均線は右肩下がり。いわゆるリバ狙い。
※日足だけのものじゃないです。
とにかく実際のチャートで見てみましょう。
2158 FRONTEOの2017.4-2017.10でひと相場になっています。
こんなに分かりやすいチャートばかりだったらいいんですが、こんなのは本当に稀なケースです。
実際はほとんど値幅の無いものだったり、出来高も平たんだったりする場合が多いので、チャートをたくさん見て波動パターンに慣れるしかないんですが。。。
例えば最近(2017.9-2018.4)の日経平均。
「こじつけじゃないの?」
って思うかもしれないけど、こうやってチャート波形を自分なりに納得することって大切なんです。
これが一つの経験になって色んなパターンに順応できるようになるので。
Twitterアカウントのチェック
自分のトレードスタイルを確認したら、本題の”フォローするTwitterアカウントのトレードスタイル”をチェック。
2,3の銘柄を調べたらだいたいどの辺のentryを狙っていて、どこまで追いかけているのか分かると思います。
- Twitterのキーワード検索画面で、検索したいアカウントの”@以下+スペース+銘柄名”を検索
今回は僕の3328 BEENOSのツイートで追いかけます。
ちなみに僕は追いかける予定のあるものは証券番号を入れているので、それぞれのアカウントの銘柄ツイートの特徴で調べていきます。 - 検索結果で全ツイートを確認。
これで、そのアカウントがどれくらいの期間、その銘柄を追いかけているか(時間軸)を確認できます。
この場合は2017年8月27日~2017年12月13日なので、時間軸は中期。
僕の時間軸っぽいです 笑。 - チャートとツイートを重ねます。
①底値付近で最初のツイート
②決算前にツイート
③手仕舞いポイントでツイート - トレードスタールをチェック
この場合は底値圏の逆張りからグランビルのA,Bまでのツイート。
そうなんです。僕はCの位置は追ってないので大体はこんな感じになります。
現在の株クラアカウントを大雑把に分けてみる
とまぁ こんな具合に数銘柄のツイートとチャートを照らし合わせていけば、そのアカウントのトレードスタイルは確認できます。
最後にTwitter株クラアカウントが現在どんな状況か(完全に私見)まとめます。※下記は底値(A,B,C)からの値幅(H)を取るという意味
- Aの法則
底値圏からの初動狙い。Aポイント以前は出来高閑散、値動き少ない状況なのでツイートしている人は少なめ。
なので、Twitterで目立たない。
隠れた才能が一番眠っているゾーン。
ただ、初動を感知して上昇波動(H)になるとツイートが急増する。 - Bの法則
初押し、ボラティリティ狙い。トレンドが形成されているので値動き、出来高もありテクニカル指標も買い場が分かりやすい。
Twitterで最も呟きが多いパターン。
Twitterアカウントのボリュームゾーン。 - Cの法則
天井間近のボラティリティの少ない値幅取り。ここだけをツイートするアカウントは初心者の可能性高い。「頭と尻尾はくれてやれ」の頭の部分。 - Hの法則
全ての値幅を取りに行く。最後まで銘柄ツイートが続くので「煽り屋」と揶揄されやすい。
ただ、ボラティリティは最大化できるので、トレード技術があれば一番利益チャンスが大きい。
銘柄ツイートの有名アカウントはほぼこのタイプ。
って感じで、勝手にTwitter株トレード法と題した内容を書いてきました。
何よりも大切なのは「自分のトレードスタイル≒生活スタイル」とあっているかどうか。
違っていても自分なりのトレードポイントでentry・exit出来れば何の問題もなし。
要は、情報をマイルールと照らし合わせて瞬時に判断出来ればいい訳ですね。
長文、失礼しました。
詳しい説明ありがとうございます!
とても参考になりました!
早速試してみます。
お読み頂いてありがとうございます。
是非試してみてください!